有機不耕起栽培試験2025その後②

8月に入りましたね。
不耕起試験のその後(2025/8/3)です。


不耕起栽培用ライ麦
不耕起大豆試験H1



↑(圃場13-2)2024/9/21ライ麦播種、2025/5/23大豆ユキシズカ播種、6/23ローラ―クリンパ
早めに播種して、あとからライ麦を倒したのですが、当然ですが大豆の生育は良いです
草丈は70㎝ぐらい、今年の慣行栽培の同じ品種の大豆は低い圃場でも90cmを超えていて110㎝超えている畑もあり倒伏しそうです。やはり不耕起は養分の溶出が少ないのか丈は低いです。
花は終わっています。
下には雑草が待機していて、数週間後どうなっているか。
再生したライ麦が、大豆の上に顔を出しています。
不耕起大豆試験C1



(圃場1-1)2024/9/22播種ライ麦(早生品種)播種、2025/5/23大豆ユキシズカ播種、6/13ローラクリンパ
今のところ、想像より 雑草抑えているように見えます。
こちらも、花が終わり、しかし、下には雑草も控えています。
不耕起大豆試験H2



↑(圃場1-1)2024/9/22播種ライ麦(早生品種)播種、2025/6/10大豆ユキシズカ播種
草丈は50~60㎝、花が咲いています。
雑草が目立ってきました。


↑こちらは同じ畑です。シカの食害のひどいところ…ほぼ大豆はありません。前回大豆作ったときもほぼ食い荒らされました。
ライ麦畑のシカの食害が少なかったことから、ライ麦を嫌がるのかな と思いましたが、愚案でした。
不耕起大豆試験C2



(圃場1-1)2024/9/22播種ライ麦(早生品種)播種、2025/6/10大豆ユキシズカ播種↑
「不耕起大豆試験H2」と同じ播種日、なのですがことらの方が生育が進んでいます。
花もほぼ終わっています。
ヒエが目立っていますが、スズメノカタビラ、イヌビユ、タデ、アカザ、タニソバ 他も…
数週間後にどうなっていることやら
昨年のようすはこちらから↓

不耕起試験用ベッチ
不耕起陸稲(籾ばら撒き)



(圃場13-1)2024/9/22ウインターベッチ播種、2025/5/16陸稲播種(バラ播き)↑
完全に失敗! と思っていた 不耕起 陸稲ですが、なんと残っています。
収穫までたどりつけるのか、これからでる雑草、等 他いろいろ課題はあります。
でも、なんかうれしいです。
不耕起デントコーン


(圃場13-1)2024/9/22ウインターベッチ播種、2025/6/10デントコーン播種↑こちらも、失敗と想いましたが、思わぬ結果が…
赤い側がベッチ区、黄色い側がベッチを播いていない区 になります。
デントコーンの丈の違いにご注目!
恐るべし ベッチ の 窒素(他)の供給能力です。
ベッチの種が足りずに播けなかったことで、ベッチの底力を垣間見ました。
ベッチは、雑草化すると厄介な緑肥ではありますが、これを見ると…
リスクを負うだけのメリットを感じます。が、冷静に将来を考えると、麦畑の中のベッチに悩まされる未来も見えます。