小豆の機械選別をしているよ
残りの大豆の選別に少々手間取って、ようやく先週末からオーガニック(有機)小豆の機械選別を始めています。
収穫してまもなく、 乾燥→風選別 までは行なっていましたので、その後の工程。
比重選別の改善に時間がかかりましたが、 比重選別→石取 を昨日(21日)まで終了。
今日(22日)から 転選別→色彩選別→整粒機(粒の大小)を始めています。
昨年(2020年)の当農場の小豆はこの選別では、大口の取引先の出荷基準に合わなく、何回も色選別を中心に工程をやり直しました。
担当者は 有機小豆が欲しいと言いますが、「工場の品質管理担当がこれでは使えない」とか「消費者のクレームが来る」と言われて、こちらも心折れながら、選別していました。
ただ、そこまでして出荷する理由も見つからず、悶々とし、「農薬も使っていないのだから、消費者に説明をして販売しろ!」と心の中で叫び、そこまで外観品質を気にするのなら、 有機(オーガニック)豆なんか扱うな と思いながらも、選別出荷しました。
正直、昨年の当農場の小豆は悪く、機械の設定を厳しくするため、良品も悪い方に選別され、そこから良品を選別しようとしてもうまくいかず、結局、収穫した半分近くはB品。
それに比べて 今年は良さげです。
(昨年今年とも総収量は変わらなかったのですが、歩留まりに差があります。)
昨年のイライラが嘘のよう…
品質が良いものが穫れると、周り全てが穏やかに見えます。
単純ですね。
良いものが穫れるのは心の安定が増します。(大豆が悪かったのでプラスマイナス0ですが)
肥料や農薬を使うと収量品質とも安定するので(無農薬無肥料よりも)、心の安定度は慣行農家さんの方が良いのかも…
機械選別の方ですが、1回の工程で ほぼ終わりそう。一安心…
B品の選別には手間がかかりますが、昨年と比べると少ないので、ホッとしています。
一部は手選別をして小袋にして 食べチョク で、販売予定です。
ただ、来年産に関しては、ちと不安要素が…
基本的に オーガニック(有機)麦 の収穫した次の年に、オーガニック(有機)小豆を栽培しています。
昨年、「麦の収穫後の緑肥に「えん麦野生種」を蒔いて」からの 今年(2021年産)の小豆。→良かった
一昨年、「麦の収穫後の緑肥に小麦の間に蒔いたクローバー」を育てからの 昨年(2020年産)の小豆。→良くなかった。
来年(2022年産)の小豆予定の畑は、「麦の収穫後の緑肥に小麦の間に蒔いたクローバー」なのです。
天気の要素が高く、緑肥の種類はその年により影響は変わるのですが、一抹の不安を今から感じています。