小豆の機械選別をしているよ
gengo
オフイビラ源吾農場
数ヶ月前のこと…
オーガニック(有機)小麦の収穫がひと段落した頃に、ホームベーカリーでパンを焼きました。
まずは、キタノカオリ 精米機でちょっとだけ精麦。
手回しの石臼で製粉。
これが なかなか むずかしい。
麦粒を入れすぎると 粒がそのまま出てきます。
早く終わらせたいと思う心が そのまま製粉状態に表れます。
修行のようです。
一定のリズムで、少しずつ粒を入れ、心を無にして…
悟りが開ける気がしました。
半日かけて、ようやっと、パンが作れる量に…
少しは成長したでしょうか…
挽いた粉を ふるい で ふるって残ったものには粒のままあるものもあり、もう一度挽きなおしました。
ホームベーカリーに、塩、水、牛乳、ドライイーストを投入して待つこと、さらに3時間。
うん、食べられます。なかなか美味しいです。
多分、石臼で苦労して挽いたことがより美味しく感じさせているんですけど…
日を あらためて、きたほなみ を製粉しました。
なんと、製粉がしやすいです。
キタノカオリ は硬かったのです。
強力小麦 は 硬質小麦 と言われるように ほんとに硬いのですね。
過去に何回か石臼で挽いているんですけど、きたほなみ と比べたことは無く、単に挽きかたが上手になっていたのかと思っていました。
農家を何十年もやっているのに、自分の作った作物の特性も知らず…
よく、今まで農家していたなと…
これでも分業化された現代社会では、農家になれるんです。
だからこそ、川上から川下までの流れが解って、俯瞰の目でデザインできる人が重宝されるんだと今更ながらに理解しました。
きたほなみのパンも なかなか美味しいです。
石臼で挽いた苦労が、美味しさを倍増させているのは間違いないのですが…