農場ブログ

大豆の選別中だよ

gengo

今年の秋は雨が多く、畑での作業が思うように進みません。
先日(9日夜〜10日朝)も かなり激しく雨が降りました。
北海道道東では各地で被害が出ています。
当農場の近くでも道路排水があふれたり、道路がえぐられたりしています。

そんな中、オーガニック(有機)大粒大豆の選別をしています。

2021年産の当農場の大粒大豆はマメシンクイガの被害が甚大だった畑があります。
輪作は行っていますが、被害が大きかった圃場の近くに 次の年、大粒大豆を蒔くと、被害が酷くなるようです。
マメシンクイガの密度が高いのが原因のようです。
輪作だけではなく 物理的にも距離を置いて、時間的にも年数を置いて蒔いていかないと 一度密度の多くなったマメシンクイガの圃場の近くで 無農薬で大粒大豆を作付けを続けるのは難しいような気がしています。

大粒大豆はオーガニック(有機)栽培の中で、雑草対策の面で比較的作りやすい作物です。
圃場の管理の面では作り続けたい作物の一つです。
売り物にならなくては どうしようもないですけど…

そんな中で選別で出た大量の外品を 来春小麦畑の融雪剤がわりに散布しようと検討中です。

昨年の秋、大豆の間に蒔いた小麦が比較的良い成績だったので、大豆自体も小麦の生育に良いのではと…
まぁ、そんなに簡単なものではなく、大豆の根や茎や葉、こぼれた子実も含めて総合的に大豆作跡の小麦だから良かったのでしょうけどね。

さて、大粒大豆の選別ですが、
収穫→豆乾燥→風選別(トーミ)→転選別→色選別→転選別→整粒機
で行っています。
工場のような広い施設ではないので、ラインになっていません。

実際は
収穫→豆乾燥箱→(コンテナ)→風選別→(コンテナ)→転選別→(コンテナ)→色選別→転選別→整粒機→(コンテナ)
のように一つ一つの作業毎にコンテナに詰めて開け変えながら 次の作業になることが多く なかなか捗りません。

また、あまり状態の良くない豆は 時間当たりの処理量も少なくしなければならず 時間もかかります。

一度では選りきれず、2〜3回繰り返す工程もあり苦労しています。
ですが、ようやっと目処がつきました。

あと、もう少し。

来週中には小豆の選別に手をつけられそうです。





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