農場ブログ

オーガニック小麦 きたほなみ の花が見頃だよ

gengo

オーガニック(有機)小麦の きたほなみ の花が見頃です。

↓こちらの圃場(標高約120m、南向斜面、9/10播種)は 満開 

↓こちらの圃場(標高約200m、9/11播種)は 八分咲きと言ったところでしょうか

↓こちらの圃場(標高約200m、大豆間作小麦、8/30播種)は 少し遅れていて 五分咲き程度

きたほなみ も雪が溶けた頃、雪腐病のダメージがかなり酷かったので、どうなるかと思いましたが、一応麦畑とわかるくらいには回復しています。

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今年の春に蒔いた オーガニック(有機)大麦ハダカムギ キラリモチ↓ の穂も出て来ました。

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今月初めに蒔いた オーガニック(有機)金時豆 も出芽して来ました。

今年の金時豆は 大正金時、福勝、北海金時 の3品種を蒔いてみました。

大正金時は 昭和の初めに幕別の中村さんが見つけたと農業高校時代習いました。
あまり高校時代勉学には熱心ではありませんでしたが、その御子孫が同級生だったのでよく覚えています。

発祥の地コレクション
大正金時発祥の地
大正金時発祥の地

その後、大正村(現 帯広市大正)で作付けが増え 大正金時の名前になったそうです。

十勝地方では大正金時は秋まき小麦前の前作物として栽培を伸ばしました。
豆類の中で、一番遅く種を蒔き、秋には一番早く収穫でき、しかも美味しく人気があります。
近年、温暖化の影響か、生育時期の高温により小粒傾向、収穫時期の雨の増加により品質が落ちていると言われています。
以前と比べて、作りづらくなったとよく聞きます。

当農場では、慣行農業をやっていた頃、秋のひと雨で品質が低下することが多くなり、秋まき小麦の前作として作付けしなくなったこともあり、それ以来、福勝 や 北海金時に移行しています。

有機農業に移行してから、大正金時 を作っていないので久しぶりに試験的栽培しました。

北海道立総合研究機構HPより当時の 北海金時、福勝の試験成績の概要↓です。

北海金時↓

道総研
菜豆「十育B-32号」(北海金時)に関する試験成績
菜豆「十育B-32号」(北海金時)に関する試験成績


福勝 ↓

道総研
菜豆新品種候補系統「十育B62号」(福勝)
菜豆新品種候補系統「十育B62号」(福勝)

ちなみに、福勝 という品種は 大正金時銘柄 で流通しています。



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