農場ブログ

サブが 逝きましたよ

gengo

我が家のアイドル 飼い犬の サブ が、亡くなりました。
約17歳…長生きしました。

2ヶ月ほど前、けいれん発作があり様子を見ていると1ヶ月後にまた発作…
病院に連れて行くと慢性腎不全のステージ3とのこと…
今月に入り、立て続けに連日の発作が続き、その後は寝たきりに…

最後の2日間は、ほぼ水も受け付けず、辛そうに ゼーゼー と全身で呼吸していました。
最後は、口をゆっくり開け閉めして、ありがとう と言っているように見えました。
それから、首を持ち上げようと伸びて 挨拶するように逝きました。

少し時間が経って冷静になれば、呼吸ができなく苦しくての動きだと思いますが、表情が優しくとても苦しそうに見えなくて… 
そうであってほしいと、こちらの願う気持ちがそう見えたんでしょうか…

サブ が うちにやってきたのは、2006年の2月…
町内の牛飼いさんの近くの道端に子犬が捨てられていた3匹の中の1匹
見に行った子供達が欲しくなり飼うことに…
そこの おじいさん が、女の子なんだけど サブ と呼んでいたので、名前はそのまま。

うちに来た時から後ろ足を伸ばして寝たりする不思議な犬で、お座りも足を崩すことが多い犬です。楽だったのかな…

↓大きくなっても変わらず足を崩します。

↑格好が滑稽で いつもおもわず笑っちゃいます。

若い頃は、車に吠えたり、やんちゃでした。

犬には珍しく、触られるのが好きじゃないらしく、じっと我慢して触られたあとは、さっと離れてブルブルっと体を震わせ、「やっと終わったぜ」と接待を終えたサラリーマンのような仕事感を出すこともたびたび…

その割には、足が届かないところが痒いときは、私の手を鼻で持ち上げ「掻いて〜」と甘えることも。

満足すると、プイっといってしまうような一面も…

ふとんを取られることも しばしば

サブには、家には サブ用の布団が2箇所あるのに…
これで私が布団に入ると、一緒に寝ようと抱き寄せても、しばらくすると サッと 離れて、ブルブルっと体を震わせ自分の布団へ

子供達には優しく、何をされても怒らず、メガネかけても写真まで撮らせてくれました

最近はお隣の小さい友達が サブ に会いにきてくれます。

晩年は行動範囲も狭まり、放っておいても敷地内で過ごすことが多くなりました。
昨年は、小麦作業中珍しく乾燥施設にやってきて、なにやら現場監督…

と思いきや、早く帰ろうと カミさんを 迎えにきているらしかったです。

耳も遠くなり、若い頃は雷に怯え震えておりましたが、雷ごときではビクともしなくなりました。
ただ、うちの車の音は、わかるのか、はたまた気配がわかるのか、うちのカミさんが車で帰って来る数分前に聞き耳を立てるような仕草は相変わらずでした。

目も白内障がひどくほとんど見えなくなっていたようでしたが、明るさや気配を感じながら外では ゆっくり歩いていた晩年でした。

寝たきりになって ちょうどサッカーのW杯もあり、TVも うとうと しながらサブと見ました。
元気だった頃は、私が寝るとそーっと離れて寝に行くサブですが、今回は流石に無理っぽい…
私がうたた寝しても、サブは動けませんでした

触られるのが嫌な犬だったけど、何回もさすって触ってあげました。
ストレスだったかな…

サブと過ごした17年、とても楽しく笑いの絶えない時間でした。

ありがとう サブ!

記事URLをコピーしました