農場ブログ

大豆を収穫しているよ

gengo

オーガニック(有機)大豆 ユキホマレ  を収穫しています。
(畝の間の緑は来年収穫する小麦(キタノカオリ)、9月初旬に種を ばら蒔いています)
今年も昨年に引き続き虫食い(マメシンクイガ、カメムシ等)が多いです。
あまりにひどいので トーミ(風選別)しました。

でもこの状況(↑写真)です。

収穫前、見回って昨年よりは被害が少ないだろうと見立てていた畑がこの状況ですから
これから収穫する畑は、ここよりは被害がありそうなので 
ちょっと胃が痛い…

マメシンクイガの虫害は大粒の大豆の被害が大きいので、徹底した輪作と近隣圃場での作付けを避けながら様子をみようと考えています。
被害の少ない小粒大豆や小豆や他作物を取り入れて、大粒大豆の作付けを時間軸的にも遠ざけることも…

北海道の資料によりますと↓

大豆の目マメシンクイガによる被害軽減対策の確立と生産現場への普及
北海道農政部 生産振興局技術普及課 北見農業試験場駐在主査(地域支援) 上堀孝之氏

8月 鞘の上に産卵→8月〜10月幼虫が鞘の中で食害(枝豆の頃〜)→10月 地中で越冬(土まゆ 休眠状態)→7月 幼虫→さなぎ→成虫

休眠状態(土まゆ)が長いですね、日長の変化するまで待って成虫に…
土の中で日中の長さをどうやって感じているのか不思議です。
たまたま 遺伝子に刻まれたものだけが、大豆の生育とリンクしたのか… 
全然違う理由なのでしょうけど…
生物…すごいです。

この マメシンクイガさんは、
水田地帯だと、湛水すれば繭は生存できないらしいので、水田との輪作は効果的、羨ましいです。

今年気づいたのですが、近くに くらかけ豆 があるところの被害が多く、相変わらず くらかけ豆 は ユキホマレ 以上にマメシンクイガの被害も甚大なので、くらかけ豆の作付けは辞める か 別な畑に作付けするか。

今の状況では、大粒大豆栽培は断念を考えなければならないレベル…
無農薬自体も考え直さなければならない…
有機で使用できるBT剤の使用も検討しなければ…

とりあえず あと2年は できる対策を講じて無農薬を続けてみます。

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