堆肥を運搬してもらっているよ
乳牛の育成(乳を絞る前の牛を育てている)している町内の (有)山田ファーム さん から来春散布予定の堆肥を分けてもらっています。
以前は、麦わらと交換したりしていたのですけど、有機農業に転換してからは 麦わらを全量 畑に戻しているので 購入しています。
育成農家さんの堆肥は 藁の量が多く 良い堆肥なので重宝しています。
何より、町内で循環できてで環境にも良いのでありがたいです。
もともと 入植当時から痩せている畑で 有畜農業で土作りをしてきた土地柄、全く堆肥など外部からの投入なしでは 収穫量が減っていくのが想像される地域なので 頑なに自然農法 外部からの投入しない ことがいいんだと言われても あまり私の心には響きません。
もともと地形的に表土が厚かったり、過去に川の氾濫があったり、もしくは水田のように外部からの循環がある地域では可能だと思いますけれど…
(できる可能性がないわけではないですけど…)
ただ、この堆肥も直接は換金作物には投入していません。堆肥を適量散布して緑肥を育ててからの換金作物栽培です。
こうすると、農薬も肥料も作物に直接やっていないので 自然栽培と言ってくれる人もいるようです。(私からは言っていません。笑)
あまりこんなこと、したくないですけど、自然栽培って言うだけで売れるんです。
当農場は 自然農法・自然栽培を目指しているわけではありません。土壌診断も毎年行って、どうしても足りないと思われるもの 塩基バランスが大きく崩れれば、有機JASで認められているもので賄う予定で 有機農業に取り組んでいます。今のところ(有機に取り組んで以降、) 堆肥以外は投入していませんが。
バランスの崩れがどの程度、足りない成分がその程度まで耐えられるかが よくわかっていないので 投入のタイミングもよくわかっていないのが現状ですが…
もう一言、(自然農法・自然栽培信仰の強い消費者さんには嫌われるかもしれません)
肉を食べたり、乳製品を食べたりする人(ビーガンでも菜食主義でもない人)に、理由もなく単純に畜糞を投入する農業がダメだとは言わないで欲しいです。
何故ダメなのか?どういう畜産が良いのか?どういう畜糞の処理が環境によいのか?など 丁寧に考えて欲しいです。