オーガニック(有機)小麦を収穫したよ 2025

小麦の収穫、終わっています。
収穫時期の暑さで 体調がイマイチです。


今はコンバイン、乾燥機のお掃除です。
オーガニック(有機)小麦の収穫開始
収穫開始は当農場史上最も早い7月13日。
台風5号の進路が直撃の予報、その後の予報も台風一過とはならないような天気予報…

↑ウエザーニュースより(2025/7/13)

↑北海道新聞より(2025/7/14)
心配なのは、キタノカオリちゃん 13日の段階では、収穫にはまだまだ早い感じ…水分40%ぐらいか…
過去には、雨が続くと、青い(緑)粒があっても 穂発芽して、売り物にならなくなってしまったことも…悪夢がよみがえります。
天気予報を見るたびに不安と、まだ収穫しなくても大丈夫… 頭の中でジェットコースターのように揺れ動きます。
オーガニックは環境に良いイメージがあり、実際そうなんですが、キタノカオリを作付けするとなかなか理想通りにはいきません。(自分の判断次第なのですけど…)
2016年産から作付けし、いきなり穂発芽(規格外)だった記憶に悩まされます。
水分が高くても収穫し、化石燃料を使って乾燥させる…
水分がある程度下がるのを待って収穫し、化石燃料の消費を少なく乾燥させるのが理想ですが、なかなか 雨予報が入ると判断できません。
落ち着かなく、最近高くなっている 血圧もいつも以上に上がっているのがわかります。
知り合いの有機農家の方に、天気予報は見ない、感じるままに判断すると仰っている方がいます。
予報を見て、心を不安で いっぱいにされると、そちらの方が潔く、なるようになるさ と思えたかもしれません。
小麦は まだ早いと言っているのですから…
まぁ、その方は天気も読める域に達しているのかもしれません…
心を落ち着かせるために見ない方が良いと思った私とは違うようです…
なかなか真似できません。
とりあえず、14日の昼間までは 天気が持ちそう…キタノカオリの収穫は14日の午後に試してみることに…
きたほなみ の方は、どうか
きたほなみ なら、穂発芽しにくいので、雨後でも…
12日の段階ではまだ待てると思っていましたが、13日の朝に畑を見てみると、4枚の畑のうち2枚は収穫適期、もう2枚もちょっと早いぐらいなので 汎用コンバインで収穫することに…(もう一台の古いコンバインはキタノカオリ用に)
きたほなみ
家の近くの圃場は、ちょっと早いかなと判断した畑…
近いというだけで、その畑から収穫開始…
案の定、水分が30%以上だったので、中止し、比較的乾燥の進んだ畑に移動。

水分20~25%…悪くはありません。
キタノカオリ
次の日(14日)、キタノカオリ収穫
コンバインのタンク半分ほど収穫
水分35%前後…中止するか悩みます。
半分の面積だけ収穫してみると判断…
結局、ほんの一角だけ残し ほぼ全部収穫。
2016年から種を継ぎ、穂発芽も種に記憶されているはず。
他品種が混ざらないようにコンバイン、乾燥機を掃除して、種を継いできました。当農場の環境にもマッチしてきているのではと感じることがあります。(天候が良かっただけなのかもしれませんが…)
だけど、自分を信じきれなく、収穫に適した水分まで、待てませんでした。
キタノカオリ収穫後、コンバインを清掃し、残りの きたほなみを収穫しようと試みたのですが、清掃が終わったころに雨が…間に合いませんでした。
(残りの きたほなみ は 7/21 水分14%で 収穫終了、ここまで待っても良かったかも…)
その後㋔気象経過


15日、16日、19日は天気がぐずつきますが、降水量はそれほどでもありませんでした。
一角を残したキタノカオリ を見に行くと

↑7/18夕方

↑7/20夕方
見た目には、穂発芽などの被害はありませんでした。
もう一度、同じような状況になったときに、待つという判断できれば たいしたものなのですが、自信はありません…
猛暑がやってくる
北海道十勝で40℃予想‼

↑十勝毎日新聞)2025/7/23)
7/24の予想最高気温が40℃、信じられない予報が出ました。
オーガニック(有機)古代小麦収穫
ブラックアインコーン
7/24 高温つづきで 古代小麦のブラックアインコーンが一気に仕上がったので収穫


↑普通小麦(赤〇部分、きたほなみ orキタノカオリ)が混ざって生えているので高く刈り取り、普通小麦をかわして 混ざらないように刈り取りです。
水分も15%。
殻の中と実の乾燥具合は違うようですが、まずますです。
オーガニック(有機)ライ麦の収穫
実際の最高気温は、帯広で38.8℃(本別37℃)、
つづいて 古いコンバインでライ麦の収穫に、
なんと エアコン のガスが切れたのか キャビンの中が蒸し風呂です。
エアコンが効かなければ、オープンカー(キャビンはない)方が良いです。
ドアを開け、水分を補給しながらの 収穫。
オマケに アブ との闘い、& 中の方が倒れていて 長いライ麦の藁が麦をかき込むリールという装置に絡まり、手で取りながら…
面積は少ないのですが、時間がかかりました。
すっかり、熱中症気味で、すっかりその後も体の調子が悪いです。
この暑さで、水分も12.8%
化石燃料の消費も少なくて済みます。
ブラックエンマーの収穫
翌日(25日)、古代小麦オーガニック(有機) ブラックエンマー収穫。
朝の涼しいうちにコンバインを清掃し収穫に備えます。
まだ早い感じがしますが、26日以降の天気予報があまり良くなく、雨に当てなくなかったので収穫です。


水分は高めの28%。翌日からの天気を考えれば、悪くはない判断だったのではないでしょうか
その後、コンバインを掃除し、キラリモチ の収穫に行きますが、草に埋まって収穫不能でした。
面積が僅かですが、連日の暑さですっかり雑草に埋まっていしまいました。
隣のオーツ麦も倒れていて収穫は難しそうです。
あきらめるしか ないかもしれません (つд⊂)エーン
調整作業
自己販売分の小麦は 収穫の合間に きたほなみ キタノカオリ 、収穫後、古代小麦 のブラックアインコーン、ブラックエンマー の調整作業しました(仮)

↑ベッチの実が混ざっているため みんなで見張っています。
農産物検査、DON検査、簡易DON検査 等 問題が無ければ販売します。
販売は 2週間~1か月ほど先になります。
温暖化
このペースで、毎年収穫が早まると、10年後には6月収穫開始なんてこともあり得るのでは思ってしまいます。
異常です、
この暑さ、人類の活動によって起こされていたとしたら…
温暖化が進むと 地球に人類は住み続けられるのでしょうか…
人類が起こしたことだとすれば、自業自得ですけど
同じ時代に生きて 温暖化の影響で絶滅した生物には申し訳ないです…
一方で二酸化炭素の増加は、植物の生育には良い面もあります。
施設で二酸化炭素濃度を高めて栽培する技術があると聞いたことがあります。
吸収する植物がないと、意味はないですけど…
温暖化が 人類の活動とは全く関係ないとしても、争いごとが多くなり ますます殺伐とする未来も見えます。
いち早く順応しなければならないのかもしれません。
自給自足のノウハウは、持っていて損はありません。
身につけなければ…