農場ブログ

小豆を収穫したよ

gengo

オーガニック(有機)小豆 エリモショウズ を収穫しました。

7月中旬まで、干ばつ気味ではありましたが順調に育っていた小豆。
開花の始めも順調に迎えましたが、あまりの高温で途中、花が落ちてしまって、いつもなら収穫を迎える9月中旬になっても花が咲きだす症状が出ました。
花から鞘ができて実になるのですが、あとからついた鞘は10月に入り霜が降りる頃になっても緑々しています。
さすがに、これ以上待っていても緑の鞘は仕上がることは無いと判断し、収穫しました。

おまけに、早く花が咲いて付いた鞘の多くは、夏の猛暑のせいか蒸れて腐ったりカビたりしている実が多いです。
品質は、極めて悪いものが多いです。
選別できるのか ちょっと不安です。

収穫後、通常は一晩 定置式の通風乾燥機で風を送った後、軽くトーミ(風での選別)をかけて畑の農作業が終わった11月か12月に調整選別するのが当農場では一般的。
しかし、今年はあまりにも緑々しい鞘だらけで通風乾燥後も熱を持ったりカビたりする可能性が高いので、転選機(豆を転がして、転がらない豆や異物を選別する機械)で緑の鞘を取り除くことに…
良い案だと思ったのですが、投入口で緑の鞘が邪魔をして詰まって効率が上がりませんし、ロスも出ます。
しかたないので、投入前に手作業で網をかけ…


結局、収穫した小豆すべてを手で動かすことに…
体力に任せて仕事をする年齢ではないです。
もう腰や肩あたりを中心に身体が悲鳴を上げて、ボロボロです。

今年は小豆の収穫を苦労している方が多く、大変だと聞いていたのですが、転選機があれば大丈夫!! と簡単に考えていました。
甘かった。。。。

温暖化の影響なのでしょうか、
この症状が毎年のように起きるとなると、何か対策をしなければ身体が持ちません…

ボロボロにはなりましたが、とりあえず緑の鞘を取り除けば、熱を持ったりカビる心配はないので、農作業の合間を見て、本格的な調整選別作業に入れます。
歩留まりは、かなり落ちるとは思いますが、それはもとより、選別がうまくいくのか… 
今年の小豆は まだまだ安心させてくれません。

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