キタノカオリ の収穫終了
オーガニック(有機)小麦 キタノカオリ の収穫が(26日に)終了しました。
許容範囲かどうかは ビミョー でしたが、雨予報もあり、自分の心の安心のために収穫しました。
水分は35%前後、青粒も結構ありました。
うー〜ん。
せめて1日、できれば3日〜5日以上は待ちたかったですね。
掃除の終わったコンバインのカバーを閉め忘れるなどのミスもありましたが、なんとか収穫終わりました…
(歳を重ねて、慣れのせいか、確認したつもりが忘れていました。)
キタノカオリ は、雨にあたると 穂発芽(収穫前に穂の中で発芽してしまう)しやすいです。
品質が著しく低下し、場合によっては全て規格外になってしまいます。
一度その被害にあうと(当農場も数年前、全て規格外になりました)、トラウマとなり収穫を控えた時期に 週間天気予報に雨マークが入ると、なかなか収穫を待つという判断は下せません。
確実に収穫するということを考えれば、判断は間違ってはいません。
一方で オーガニック の概念を考えれば どうなのかは ビミョー です。
水分が高ければ、機械乾燥に時間がかかり、それだけ化石燃料の使用量が増えるのは、オーガニック的にどうなのしょう。
週間天気予報を見れば、雨マークが入りながらも30℃以上なる日もあり、確実に晴れ間はあると予想はできます。
きたほなみ であれば、待つことができます。
この キタノカオリ は 少し早く仕上がる きたほなみ の収穫にも影響します。
キタノカオリ の収穫のために コンバイン、乾燥機までのライン上の掃除をして、キタノカオリ の収穫の準備をしておかなければならないため、きたほなみ の収穫も早めに対応しがちになります。
(きたほなみ とはいえ、圃場で乾燥が進むと雨が当たれば 穂発芽します。)
きたほなみ が、日本の小麦の中では、畑での作りやすさという上では優秀なのです。(最近十勝でも きたほなみ の縞萎縮病が問題になってきていますが、)
キタノカオリ が、普通なのかもしれません。
キタノカオリ は パン屋さん に人気があると言われています。
オーガニック(有機)でとなると、なおさらです。
以前ほどは、人気は無くなっているような感じも…
いつまで、続けられるでしょうか