さやあかね を蒔いたよ
オーガニック(有機)じゃがいも 「さやあかね」 の種を蒔きました。(2023/4/25)
当農場の さやあかね は、本別町のふるさと納税の返礼品として提供しています。
10月下旬以降に発送予定です。
また、規格外品はデンプンにして
Biokashi(ビオ菓子)ブランドの ベジクラッカー に使用されています。
ぜひ、みなさん食べてみてください。
じゃがいも はインカ文明以前から食べられていたそうです。↓
農林水産省のこどもページ『ジャガイモ 「どこからきたの?」』↑によりますと
中央アンデス高地では、寒い冬のあいだに、チュノーというジャガイモのミイラをつくっていました。夜は外に出してこおらせて、昼はとかして、ということをくりかえすと、水がぬけてからからになります。こうやってずっと保存ができるようにしていたのですね。(農林水産省HPより引用)
とあります。
気になります。保存食だったのですね。
本別町のある十勝地方も非常に凍れる(しばれる=冷え込む(北海道弁))ので作れるかも…
以前、釧路市阿寒湖畔のアイヌコタン近くにあるお店でアイヌ民族に伝わる自然に凍ったジャガイモを使った料理↓を食べたことがあります。
現代では、加工してじゃがいもデンプンにできるので、保存食という意味では必要性もすくなくなっているのかもしれません。
ジャガイモは日本のような雨の多い気候ですと農薬無しでは非常に栽培が難しいです。
本州では梅雨時期を避けて栽培しています。
雨が多いと疫病という、あっという間に茎葉が侵され収穫が皆無になることもある恐ろしい病気です。
19世紀にはヨーロッパでこの病気による飢饉↓がおこり、150万人が命を落とし100万人がアメリカやカナダへの移住が余儀なくされたそうです…
この病気がなければ、飢饉も起きず 世界史も変わっていたかもしれません。
この疫病に強い品種が21世紀なり登場しています。
当農場で生産している さやあかね という品種 で、とても疫病に強く農薬無しで栽培できるんです。
しかも美味しい!!
ただし、欠点があって空洞になりやすいんです。
さやあかね以降、疫病抵抗性を持つ品種 「キタムサシ」 が登録されたのですけど、結局世の中に出回りませんでした。
なぜでしょう??
ぜひ作りたいんですけどね。
昨年は空洞が多く非常に選別に苦労いたしました。
今年は どうなるでしょうか…
改善は少しはしてみたのですが、最後は神頼み…