農場ブログ

当麻町、比布町の農場視察

gengo

アグリシステム (株)さんの企画した「上川地区農場視察」に参加してきました。

上記の写真は 「農業生産法人 当麻グリーンライフ」 さんの 有機米「ゆきひかり」の水田。

「ゆきひかり」は米アレルギーが出にくいと言われています。(麹の原料にも適しているそうです。)

『ウィキペディア(Wikipedia)』によると

アレルギー症状改善に有効との仮説
ところが近年、ゆきひかりがアトピー性皮膚炎や米アレルギーなどの症状を持つ患者に対し症状を軽減する効果が高いという噂が広まり、それらの患者の間でじわじわと評判が高まっている。

(略)

ただし中央農試では、ゆきひかりの成分(特に抗原量)自体は他の品種と大差がないとの調査結果も同時に明らかにしており、なぜゆきひかりがアレルギー症状の改善に効果があるのか、そのメカニズムは今のところ不明である。

(略)

ただしパッチテストにおける反応性は明らかにゆきひかりが他のイネの品種よりも低いことから、今のところこの原因は何らかの細胞性免疫によるものではないかと推定されている。

だそうです。

まだまだ、科学的に解明できないことも多いのですね。多くの方が、食べられる中で、食べられない苦しさを考えると、「ゆきひかり」のような品種をしかもオーガニックで、家計に負担のかからない価格で提供するような施作を国だったり、民間での仕組みでもよいですから考えなければいけないのではないでしょうか。農家の善意だけに甘えてはいけないのではと帰ってきから感じました。

 

 

個人的にお目当は「営農企画」さん。

200㌶(のうち100㌶が有機)の経営し、加工も手かげています。

加工場には最新の設備が(撮影不可)…
どちらかというと次世代の為の商品開発の意味合いが強いそうです。すでに商品になっているものもたくさんあります。

農場に移動すると
穀物乾燥選別施設の前には、大型の機械がところ狭しと並べてあります。ただただ、呆気に取られました。

上の写真は、自社だけではなく、他農協や集荷業者からも大豆のクリーニング(表面の汚れととる)を頼まれているという大豆クリーナー、かなり中身は改造していて、今城オリジナルで、このメーカーさんから頼んでも同じ能力にはならないそうです。

「営農企画」の前に視察した「有限会社ファインワークス」さんもそうでしたが、施設や機械のライン自分で手がけ、改造、改善していく姿、こういうことができる人は本当に尊敬します。自分との能力の差を感じますし、ここの部分では全く敵わないと感じました。

 


45cmの畝幅(作物の列と列の間の距離)の有機大豆「とよみづき」圃場。畝の間がふさがっています。

花も咲いていました。

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