不耕起栽培試験のその後
gengo
オフイビラ源吾農場
有機(オーガニック)小麦 きたほなみ の収穫しています。
晴天が続くのなら、あと1日〜2日置きたいのですが、天気予報がパッとしません。
雨が降らなければ、きたほなみ の収穫は、明日にでも終わらせる予定です。
昭和のコンバイン(中古で購入)で、収穫し、昭和のトラックで運搬し、昭和の穀物乾燥機(中古で購入)で乾燥しています。どのタイミングで故障しても、おかしくない布陣。非常にリスクの高いのに 変わりがない状態での収穫作業。致命的な故障をしないよう祈りながら…。(有機小麦の栽培だけでも、リスクが高いので、ちょっと機械のリスクは減らすように考えなくては…)
慣行栽培の小麦は収穫量が多いと噂を聞いて、ちょっとは期待しましたが、当農場の有機きたほなみ は いま一つ…。 うーん、でも、この悪天候の割には農薬なしで、赤カビ病も、探すのが大変なほど、ほぼないので良しとしましょう。欲張ってはいけません…
オーガニックは、環境に優しいと言います。が、毎年のように天気を気にして、水分の高い小麦を収穫し、化石燃料に頼って乾燥しなければならない状況になります。これはオーガニックなのかと少し疑問を持ちながら、作業しています。もう少し、水分の低下を圃場で待ち、「地球に優しい小麦収穫」と言いたいですが、過去に立毛のまま、穂の中で発芽してしまい商品価値がなくなる経験を幾度もしていると、刈り取りができるうちに収穫しようと…
なかなか理想通りには行きません。
日本はやはり、瑞穂の国なのだと、改めて感じています。