麦のようすだよ_20220710
gengo
オフイビラ源吾農場
試験として、今年の春に蒔いたユトレヒトブルー小麦(古代小麦普通種)、とブラックアインコーン(ヒトツブコムギ-小麦の原種、最古の古代小麦と言われている)を手で刈取り脱穀しました。
小面積なのですが、種を蒔き過ぎたため倒れてしまい干ばつが続いたせいか、遅れて穂が出たのもあり、選んで収穫したため思っていたより時間がかかりました。
ブラックアインコーンは秋蒔きでも春蒔きでも行けそうです。秋に蒔いたものは10日前ほどに収穫しています。
ユトレヒトブルーの方は、北海道十勝での越冬性はないようですが、昨年函館のパン屋さんに観賞用に送ったユトレヒトブルーの穂から落ちたものと見られる 小麦が生えたらしく、土壌凍結が深く入らない地域では越冬できるのかもしれません。
いずれの麦も脱穀しても籾殻がついたままなので、食用とするにはもう一手間必要…もう少し試験としての栽培するつもりです。
9000年前に最初に栽培されたと言われるヒトツブ系コムギ、こんなに手間をかけて食糧にしたんですね…
落ちた穂からたまたま芽が出たことをヒントに、栽培が始まったのでしょうか…人類で最初に種を蒔いた人に想いをはせます…
意外と観賞用として栽培が始まったのかも?……なんてね。